この記事のポイント

  • 2026年7月24日に水星が順行に戻り、23日ごろ太陽が獅子座入り、29日には水瓶座の「バックムーン」が満月を迎えます
  • たった1週間にこれだけの節目が重なるのは珍しく、SNSでも「後半戦のスタート地点」として話題になっています
  • バックムーンは北米先住民由来の呼び名で、公開されている解説では「仕事運」「再生」のテーマと結び付けられることが多いようです
  • 満月の夜にできる具体的な過ごし方と、獅子座シーズンに入る前に整理しておきたいことを紹介します

2026年も、気づけば半分が終わりました。6月30日の夏越の祓で厄を払った方も多いと思いますが、実は星の動きの上でも、7月下旬にもう一度「区切り」のタイミングがやってきます。7月24日に水星が順行へ戻り、その翌日前後に太陽が獅子座へ移動し、月末の29日には水瓶座で満月「バックムーン」を迎える。占星術に詳しくない方でも、なんとなく「今月は空気が変わる」と感じている方がいるかもしれません。

カナエです。占い全般を調べる立場から見ても、1週間の中にこれだけ複数の天体イベントが並ぶのは、そう頻繁にあることではありません。この記事では、それぞれのイベントが具体的にいつ起こるのか、由来はどこにあるのか、そしてSNSで広がっている「満月ルーティン」がなぜ支持されているのかを、公開されている情報をもとに整理していきます。占いを信じるかどうかは自由ですが、暦の節目を「気分を切り替えるきっかけ」として使う人が増えているのは、たしかな流れのようです。

水星・太陽・満月が重なる7月後半の夜空

2026年7月、1週間に3つの節目が重なる理由

7月下旬、3つの天体イベントが並ぶ流れ図 図1: 7月下旬、3つの天体イベントが並ぶ流れ図

まず整理すると、7月下旬の流れはこうなります。7月24日午前7時58分ごろ、6月30日から続いていた水星逆行(蟹座)が終わり、水星は順行に戻ります。逆行終了の前後は「留(りゅう)」と呼ばれる、天体が止まって見える期間にあたるため、実際に動きが軽くなるのは24日の昼過ぎからと見る解説もあります。

続いて7月23日ごろ、太陽が蟹座から獅子座へ移動します。太陽が獅子座に入る日付は年によって22日か23日かで多少ずれますが、2026年は23日という情報が確認できました。そして29日23時36分(日本時間)、水瓶座で満月を迎えます。これが7月の満月の呼び名「バックムーン」です。

順番だけ見ると、「保留していたことに答えが出る→自分を前に出す季節に入る→手放して次に進む」という一連の流れに読めなくもありません。もちろんこれは占星術的な見方のひとつであって、科学的に証明された因果関係ではないのですが、区切りとして意識するきっかけにはなりそうです。

そもそもバックムーンとは?名前の由来と2026年の水瓶座満月

獅子座の太陽と水瓶座の満月が向き合う配置図 図2: 獅子座の太陽と水瓶座の満月が向き合う配置図

「バックムーン」という名前は、7月ごろに雄鹿(バック)の角が生え替わる時期にあたることから、北米の先住民がこの時期の満月に付けた呼び名だと、複数の暦解説サイトで説明されています。角が生え替わる=再生というイメージから、「仕事運」や「健康運」に結び付けて語られることが多いようです。

2026年のバックムーンは、太陽が獅子座入りしたばかりのタイミングで起こるため、月は太陽と正反対の水瓶座に入ります。水瓶座は独自のアイデアや人とのつながりを象徴するサインとされ、公開されている解説では「オリジナリティの完成」「友人関係の見直し」に向いた満月だと紹介されています。獅子座の「自分を表現する」エネルギーと、水瓶座の「人とのつながりを俯瞰する」エネルギーが引き合う夜、というのが占星術的な読み方です。

なぜ「満月ルーティン」がSNSで定着してきたのか

満月の夜、手放しノートを書くひととき 満月の夜、手放しノートを書くひととき

数年前まで、満月に何かをするというのは占い好きの一部の人の習慣という印象がありました。ただ最近は、部屋の掃除や「手放しノート」を書く様子を短尺動画で共有する人が増えています。顔出し・3秒ルール・コメント返しで占い師のTikTok投稿が定着した理由でも触れたように、占い師自身がSNSで発信するスタイルが確立してきたことと、視聴者側が「暦の節目に合わせて自分を整える」行為をコンテンツとして楽しむようになったことは、同じ流れの中にあるように見えます。

満月そのものに科学的な効果があるという主張には注意が必要ですが、「決まったタイミングで生活を振り返る」という行為自体は、習慣化の観点からも理にかなっている部分があります。特別な儀式というより、月1〜2回の「棚卸しの日」を月のリズムに乗せて確保している、というのが実態に近いのかもしれません。

【事例(フィクション)】Aさん(32歳女性)は、6月末から続いていた水星逆行の期間中、転職の誘いに対してずっと返事を保留にしていました。「今動くと後悔しそう」という漠然とした不安が理由でしたが、逆行が明ける7月24日を待って改めて条件を書き出してみたところ、迷いの正体が「給与」ではなく「今の職場への未練」だったことに気づいたそうです。占いのタイミングを口実にして、自分の気持ちを言葉にする時間を作れたケースだと言えます。 ※この事例はフィクションであり、実在の人物や出来事とは関係ありません。

バックムーンの夜、占い的にできること

満月の日に「何をすべきか」という正解はありませんが、暦占いの解説でよく紹介される過ごし方を整理すると、次のようになります。

やること期待される意味合い
部屋・デスク周りの整理「手放し」のエネルギーに合わせ、不要な物を処分する
感謝を言葉にする今の環境や周囲の人への感謝を再確認する
願い事や目標をメモに書く仕事にまつわる願いが叶いやすい時期とされる
SNSやスマホから少し離れる情報過多をリセットし、自分の感覚に意識を向ける

このあたりは、実践してみて損があるものではないので、気になった項目だけ取り入れてみるくらいで十分だと思います。全部やらなくても大丈夫です。ちなみに29日は水曜の夜11時36分ごろが満月の瞬間なので、実際に月を眺めるなら28日の夜か、29日の日没後がおすすめです。

獅子座シーズンに入る前に、整理しておきたいこと

獅子座シーズンを前に心を整える静けさ 獅子座シーズンを前に心を整える静けさ

太陽が獅子座に入ると、多くの占いメディアで「自分を表現する季節」「モテ期」といった言葉が使われます。ただ、獅子座シーズンの本質は「目立つこと」よりも「自分の意思をはっきりさせること」に近いという見方もあります。水星逆行中に先延ばしにしていた決断を、獅子座入りのタイミングで一度言葉にしてみる、という使い方が向いているのかもしれません。

【事例(フィクション)】Bさん(30代男性)は、水星逆行の期間、転職サイトへの登録だけ済ませて応募には踏み切れずにいました。逆行が明けて太陽が獅子座に入った週、「とりあえず1社だけ応募する」と決めて動いたところ、思っていたより気持ちが軽くなったと感じたそうです。星の動きが直接結果を変えたわけではありませんが、「動き出す日」を自分で決めるための目印として暦を使った例と言えます。 ※この事例はフィクションであり、実在の人物や出来事とは関係ありません。

自分の意思を確認する作業は、月星座や感受点といった、太陽星座だけでは見えない部分を調べてみると、意外なヒントが見つかることもあります。たとえば占星術のアラビックパーツバーテックスは、恋愛や出会いの読み方を広げてくれる感受点として紹介されることが多いです。獅子座シーズンに向けて、恋愛面での自分の傾向を金星星座から調べるのも、この時期らしい過ごし方かもしれません。

よくある質問

Q:バックムーンは毎年同じ星座で起こるのですか? いいえ、満月の星座は年によって変わります。2026年は水瓶座での満月ですが、太陽の位置や年ごとの暦によって獅子座やしし座寄りになることもあります。年ごとの満月カレンダーで確認するのが確実です。

Q:水星逆行が明けたら、本当に何かが変わるのですか? 占星術的な見方として「保留していたことが動き出しやすい」と説明されることが多いですが、科学的に証明された効果ではありません。区切りの目印として気持ちを切り替えるきっかけに使う、くらいの距離感がおすすめです。

Q:バックムーンの夜、何もできなかったら運気が下がりますか? そのような心配は不要です。満月の過ごし方はあくまで一般的な習慣の紹介であり、必須の儀式ではありません。翌日や別の日に振り返りの時間を取っても問題ないとされています。

Q:獅子座シーズンに向けて特に注意することはありますか? 「自分を出す季節」と言われるあまり、無理に目立とうとして疲れてしまう人もいるようです。表現することと、自分の本音を確認することは別なので、まずは後者を丁寧にやる方が長続きしやすいという見方があります。

まとめ

2026年7月は、24日の水星順行、23日ごろの太陽獅子座入り、29日のバックムーンと、短い期間に節目が続きます。それぞれ単独で見れば毎年起こる現象ですが、こうして重なるタイミングは、1年の後半戦に入る合図として意識してみるのに悪くない機会だと思います。

占いの内容をすべて真に受ける必要はありません。ただ、部屋を整理したり、保留にしていたことに一度向き合ったりする「きっかけ」として暦を使うのは、昔からある知恵のひとつでもあります。7月末、少しだけ自分の生活を振り返る時間を作ってみてはいかがでしょうか。