この記事のポイント

  • 2026年9月、星ひとみ「幸せ上手さん習慣手帳2027」(9月14日発売)とゲッターズ飯田「開運手帳2027」(9月11日発売)が相次いで店頭に並んだ
  • 占い師プロデュース手帳とは、著名占い師が監修し毎日の運気・開運アクションを書き込めるようにした年間手帳のこと
  • 中身は占い師によって違うが「毎日の運気」「開運日カレンダー」「書き込み欄」という3点は共通している
  • 手帳がここまで定着した背景には、占いの結果を「読む」だけでなく「書いて行動に変える」ニーズの高まりがある
  • 選ぶときは相性の良い占術・書き込みスペースの量・カレンダーの使いやすさで見るのがおすすめ

書店の実用書コーナーで、来年の手帳がずらりと並ぶ棚を眺めたことはありませんか。今年はその中に、見慣れた占い師の顔と名前を目にした方も多いと思います。

2026年9月14日、星ひとみさんが自身初となる手帳シリーズ「幸せ上手さん習慣手帳2027」を発売しました(小学館)。その数日前の9月11日には、ゲッターズ飯田さんの「五星三心占い 開運手帳2027」も店頭に並んでいます。どちらも「占い師が作った、書き込み式の年間手帳」という点は同じですが、中身にはそれぞれの個性が出ています。

なぜ占い師プロデュースの手帳は、毎年この時期になると当たり前のように書店に並ぶのでしょうか。今回は、2026年9月に発売されたばかりの2冊を手がかりに、「書く占い」がここまで支持されている理由を一緒に見ていきたいと思います。


開運手帳とは?──占い師が監修する年間スケジュール帳

開運手帳とは、著名な占い師が監修し、日々の運気やその日にやると良いとされる行動、開運カラーなどを暦とあわせて掲載した年間の書き込み式手帳のことです。一般的な手帳と違うのは、スケジュール欄の横やその日のマスに「占いの情報」がセットで印刷されている点にあります。

2026年9月時点で話題になっているのは、先述の星ひとみさんとゲッターズ飯田さんの2027年版です。星ひとみさんにとっては手帳シリーズは今回が初挑戦。一方のゲッターズ飯田さんは、幻冬舎から出ている「五星三心占い 開運手帳」がすでに毎年恒例のシリーズになっており、2027年版で新しい年を迎えます。

この2冊以外にも、六星占術やゲッターズ飯田の書籍版占い本など、占い師が関わる出版物は毎年この時期に売り場を賑わせます。手帳の発売時期が9月に集中するのは、翌年の手帳を年内から使い始めたい層に向けて、早めに店頭展開するためだと考えられます。


星ひとみ「幸せ上手さん習慣手帳2027」の中身

星ひとみさんの手帳の特徴は、天星術による開運日の可視化と、生活習慣に落とし込んだ具体的なアクション提案にあります。小学館の発表によれば、一粒万倍日・天赦日・不成就日といった暦の吉日・凶日がひと目でわかるようになっているほか、日替わりで「開運アクション」「開運カラー」「開運フード」が掲載されています。

ちょっとユニークなのが、「パンツを捨てる日」「8008歩ウォーキングする日」といった、具体的すぎるくらい具体的な行動指示です。抽象的な「運気を上げましょう」ではなく、その日にやることが一つに絞られているので、読んだその場で行動に移しやすい作りになっていると言えそうです。

週間・月間・年間の3種のカレンダーに加え、願望や目標を書き込む「自分ミッションページ」も収録。通常版のほか、開運干支シールなどが付属する特装版も用意されており、価格は税込4,200円です(小学館プレスリリースより)。


ゲッターズ飯田「開運手帳2027」との違い・共通点

ゲッターズ飯田さんの開運手帳は、五星三心占いにもとづく1年間・毎月の運勢と、365日分の開運アドバイスが軸になっています。手帳版だけの特典として「運気ゲージ」があり、★と×の数でその日の運気の強さが段階的にわかるようになっているのが特徴です。

星ひとみさんの手帳が「今日やる一つの行動」に落とし込むタイプだとすれば、ゲッターズ飯田さんの手帳は「今日の運気レベルを俯瞰する」タイプに近いと感じます。どちらが優れているという話ではなく、書き手の占術と伝え方のスタイルが手帳の設計にそのまま表れているのが面白いところです。

比較項目星ひとみ「幸せ上手さん習慣手帳2027」ゲッターズ飯田「開運手帳2027」
占術のベース天星術五星三心占い
発売日2026年9月14日2026年9月11日
毎日の情報開運アクション・カラー・フード運気ゲージ(★×表記)・開運アドバイス
書き込み欄自分ミッションページあり余白を日記として使う人が多い
シリーズ実績手帳は2027年版が初毎年発売の定番シリーズ

両者に共通するのは、「暦の吉日・凶日」と「占い師独自の運勢」を1冊にまとめ、日々のToDoの隣に開運情報を置くという構成です。手帳を開くたびに占いの情報が目に入るので、日常の中で自然と占いに触れる時間が生まれます。


なぜ「書く占い」がここまで支持されるのか

開運手帳が定着した背景には、占いの結果を読んで終わりにせず、行動に変えたいという読者側のニーズがあると考えられます。ネット上の占いは検索して読んで終わることが多いですが、手帳は毎日開いて書き込むという行為そのものが習慣になります。

行動を変えるには、思っているだけより紙に書き出すほうが定着しやすいという考え方は、心理学の分野でも「実行意図(インプルメンテーション・インテンション)」として知られています。「いつ・何をするか」を具体的に決めて書き留めておくと、実際に行動に移す確率が上がるという研究があります。開運手帳が「今日は8008歩歩く日」のように行動を一つに絞って提示するのは、結果的にこの考え方と相性が良い作りになっているのかもしれません。

また、スマホの占いアプリや無料サイトで毎日の運勢を読む人は多いものの、通知が来ても数秒でスクロールして忘れてしまうことも珍しくありません。紙の手帳はその場に置いておくものなので、開くという能動的な行為が伴います。この「あえて手を動かす」感覚が、デジタル疲れを感じている層に支持されている面もありそうです。LINE占いアプリの終了をきっかけに「読む占い」から「話す占い」への転換が話題になったのも記憶に新しいですが、開運手帳の人気は、その両方とは違う「書く占い」という第三の軸が根強く残っていることを示しているように思います。


【事例(フィクション)】 Bさん(30代・会社員女性)は、毎年年末になると来年の手帳選びに時間をかけるタイプでした。2026年は初めて占い師プロデュースの開運手帳を選んでみたところ、思っていたよりも続けやすかったそうです。理由は、書く欄が「今日の目標」だけでなく「今日の運気」もセットになっていたこと。落ち込んだ日でも「今日は準備の日だったんだ」と手帳の一言に気持ちを預けられる感覚があり、日記が三日坊主で終わっていた以前より書き込みが続くようになった、とのことでした。 ※この事例はフィクションであり、実在の人物や出来事とは関係ありません。


開運手帳を選ぶときに見ておきたいポイント

開運手帳選びで失敗しないコツは、占術の相性よりも先に「書き込みスペースの量」と「カレンダーの形式」を確認することです。せっかく気に入った占い師の手帳を選んでも、スケジュール欄が狭くて普段の予定を書ききれなければ、結局使わなくなってしまいます。

以下のような順番でチェックすると選びやすいと思います。

一般的に、占いの内容そのものより「毎日開きたくなるデザインかどうか」のほうが、長く使えるかどうかを左右すると言われています。手帳は結局のところ道具なので、まず自分の生活リズムに馴染むかどうかを優先して選ぶのがおすすめです。


よくある質問

Q:開運手帳は何月から使い始めるのがいいですか? 発売時期は9月から11月に集中していますが、多くは1月始まりまたは10月始まりのカレンダー構成になっています。購入したその日から「予定を書く」欄だけ先に使い始め、年明けから運勢欄も本格的に活用する、という始め方でも問題ありません。

Q:星ひとみとゲッターズ飯田、どちらの手帳を選べばいいですか? どちらが優れているというものではなく、天星術と五星三心占いという占術自体の相性や、日々の情報量の好みで選ぶのがよいと思います。行動提案を一つに絞ってほしい方は星ひとみさんの手帳、運気の強弱を数値的に把握したい方はゲッターズ飯田さんの手帳が合いやすい傾向があります。

Q:占いを信じていなくても開運手帳は楽しめますか? 楽しめると思います。開運手帳は当たる・当たらないを検証するための道具というより、日々のスケジュール管理に小さな行動のきっかけを添えるツールとして使っている方が多いようです。

Q:特装版と通常版はどちらを買うべきですか? 実用面では通常版で十分な内容が揃っています。特装版はカバーやシールなどの付属品が魅力なので、コレクション性やモチベーション維持を重視する方向けと考えるとよいでしょう。

Q:手帳に書いた運勢が外れていたらどうすればいいですか? 占いの結果は将来を確定するものではなく、選択肢を考えるための一つの材料です。外れたと感じたときは、その日の行動や気分を振り返るきっかけとして手帳を使い直す、くらいの距離感で付き合うのがちょうど良いと思います。


まとめ

星ひとみさんとゲッターズ飯田さんの手帳が同じ9月に発売されたのは偶然ではなく、占い師プロデュース手帳がすでに毎年恒例の売り場を持つジャンルとして定着している証だと思います。占術も伝え方もそれぞれ違いますが、「暦の吉日」と「占い師ならではの運勢」を1冊にまとめ、日々のスケジュールと隣り合わせで開ける形にしているところは共通しています。

占いを毎日読み流すだけでなく、書いて行動に変えてみたいと思っている方は、来年の手帳選びのタイミングで一冊手にとってみてはいかがでしょうか。占い師たちの発信スタイルが気になった方は、『占い師たちの運命バトル』が社会現象になった理由も、2026年の占いブームの広がりを知る手がかりになると思います。まずは書店の店頭で、実際にページをめくって自分に合いそうな一冊を探すところから始めてみてください。